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  • No : 17
  • 公開日時 : 2014/04/15 11:54
  • 更新日時 : 2018/10/29 16:50
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私は映像製作事業者です。結婚披露宴の撮影を依頼されたのですが、背景で音楽が流れている場面をビデオに収録する場合、音楽著作権の手続きは必要でしょうか。

回答

必要になります。
映像製作事業者が受託して撮影を行う場合には、収録される楽曲の作詞者・作曲者などの著作権者及びレコード会社などの著作隣接権者に対し、あらかじめ利用の許諾を得ていただく必要があります。


結婚披露宴において流れる楽曲は、通常、披露宴の進行にあらかじめ組み込まれており、会場の雰囲気づくりや演出効果を高めるうえで重要な要素となっています。そのため、著作権法第30条の2(いわゆる「写り込み」※)が定める「軽微な構成部分であること」には当たらないと考えられ、収録される楽曲も含めて「本来の撮影対象」であることから、「付随対象著作物の利用」とはなりません。

ご利用予定の楽曲がJASRACの管理作品かどうかを、作品データベース「J-WID」にてお調べいただき、JASRAC管理作品の場合は、下記をご参照のうえ、手続きをお取りください。

また、市販のCDなど第三者が製作した音源を複製する場合、著作権とは別に、レコード会社や歌手・アーティストなどの著作隣接権が働くことから、それらの許諾も必要となります。
事業者が行うブライダルでの複製利用に関しては、一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM:アイサム)に「著作権」手続き等の事務代行を依頼することができます。
ISUMは「著作権」だけでなく、「著作隣接権」についても手続き等の事務代行を行っているため、ISUMを窓口とすることで「著作権」と「著作隣接権」とを同時に手続きすることができます。



(※)参考条文
(付随対象著作物の利用)
第30条の2   写真の撮影、録音又は録画(以下この項において「写真の撮影等」という。)の方法によつて著作物を創作するに当たつて、当該著作物(以下この条において「写真等著作物」という。)に係る写真の撮影等の対象とする事物又は音から分離することが困難であるため付随して対象となる事物又は音に係る他の著作物(当該写真等著作物における軽微な構成部分となるものに限る。以下この条において「付随対象著作物」という。)は、当該創作に伴つて複製又は翻案することができる。ただし、当該付随対象著作物の種類及び用途並びに当該複製又は翻案の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。


2   前項の規定により複製又は翻案された付随対象著作物は、同項に規定する写真等著作物の利用に伴つて利用することができる。ただし、当該付随対象著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。

ブライダルにおける演出用DVD、BGM用CD、記録用DVDなどを製作される事業者のみなさまへ