- No : 1290
- 公開日時 : 2019/07/24 11:09
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家屋が古くなったのに、税額が下がらないのはなぜ。
回答
家屋の評価額は、3年に一度見直しを行います。これを評価替えといいます。
評価替えで、「評価替えの時点で同じ家屋を新築するとした場合に必要とされる建築費」(再建築価格)に、「建築後の年数による損耗減価率」(経年減点補正率)をかけて、家屋評価額を算出します。
再建築価格は、最新の建築物価の上下により、評価替え毎に変動します。再建築価格の上昇の割合が、経年減点補正率の減価の割合を上回ると、評価額は前年度の価格を上回ることになりますが、この場合、評価額は前年度の価格に据え置かれます。
一方、経年減点補正率は、家屋の構造や用途ごとに区分されており、最終的な残価率は20%になっています。建築後一定年数(多くの木造住宅の場合、概ね25年)を経過した家屋については、適用する経年減点補正率が20%未満にはならないため、評価額が下がらない場合があります。